バイクブログから登山ブログに変わったのか?って

思われそうな日々が続いていますが

九州の北部はそれなりに寒くて峠も凍結があったりと

楽しく走れないので山で遊んでるってわけでございますが

今日は日中の気温がギリギリだけど2桁になるまで上がるようなので

久しぶりにきちんとツーリングらしいツーリングをしま~す。



と、言いながら起きたら寒いので

10時くらいにダラダラと出発。

(冬のバイク乗り、あるある)

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今日は筑後方面まで下道でのんびりと遊ぶ予定でしたが

家を出る時間が遅くなったので高速利用でリカバー。



広川ICで高速を降りて

九州新幹線の見えるぺったんこな場所へ。

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寒いって言えば寒いけど

やっぱり気温が2桁だときちんと冬の格好をしていれば

バイクは楽しいな。


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適当な道を選びながら

瀬高方面を目指してみました。


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筑後平野らしい見晴らしの良い道を

しばらく走ると可愛い汽車を発見。


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目的地じゃなくてたまたま前を通っただけだったけど

汽車が可愛いので停まってみたよ。



ポッポ汽車公園に展示されてる可愛い機関車は

大川から大善寺を結んでいた大川鉄道の車両で

昭和41年に廃線になってからこの公園に展示されてるらしい。

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ディーゼルに変わる直前の大型のSLも迫力があって良いけど

こんなのどかな街にはこの小さなSLのほうが似合ってるよね。


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公園の陶器で描かれてるレリーフも

おとぎ話に出てくる汽車みたい。


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では、本来の目的地はこのSLの直ぐ近くなので

サッと移動して到着。


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「旧三井寺ポンプ場及び変電所」


美しい赤煉瓦の建物ですが

この地の農業用水を灌漑するたの施設で今は

国の登録有形文化財になっています。

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現在の建物は昭和8年(1933)に建てられた

煉瓦建築でまだ少し西洋風な作が感じれる様式になっています。


しかし私が来た時は

見学者ではなく施設関係の車だとは思うけど

建物側に停められてて美しくないので指先でつまんで消してあげましたわ。



消す前 ↓

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内部も申し込めば見れるようだけど

外観の煉瓦が見たいだけなのでグルっと一周。


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昭和初期の煉瓦の建物って大正時代まで続いたモダンリズムも

ひと段落して飾りっ毛がないかわりに

シンプルなのでわたしは好きです。


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すこし引いた場所から眺めると

農地の灌漑用なので農地の真ん中にあるのがよく判る。


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唯一可愛いと思う窓のアーチを眺めたら

灌漑された農地の農道を走りまーす。


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広い田んぼを一回りしたら

近くにある小犬塚天満宮にも寄ってみました。

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羽犬塚(はいぬづか)と言う地名が近くにある場所の神社の名前が

小犬塚っていうのが面白い。


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しかもこの神社にはわたしが大好きな

楼門もあるのよ。


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豪華絢爛とは真反対な見た目だけど

これも可愛いよね。



で、もしかしたら狛犬が子犬っぽかったらいいな~って

思いながら見たら・・・


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子犬じゃなかったけど

めちゃくちゃ笑ってた。




本殿の軒には邪鬼のようなものが

支えてる。

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地元の人が散歩で通り過ぎるだけのような小さな神社でしたが

わたしは十分楽しませていただきました。


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バイクを押して小犬塚八幡宮の敷地から出て

細い路地を抜けたりまっすぐな農道を走ったりを繰り返しると

鬼と目が合ってしまった。


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いままで何気なくツーリング先で鬼瓦を見てきたけど

この鬼瓦はめっちゃ眼力が強い。


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馬場クリーク公園という用水路と道路の間の

どうにも成らないスペースを無理やり公園にしたような場所に

この鬼瓦がありました


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この地方のお寺などの魔除けとして丹波の国から

招いた瓦工によって作られた城島瓦の鬼瓦(鬼面瓦)らしい。


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鼻でもホジホジしちゃおうかと思って

近付くと・・・


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予想通り雀の巣がありました。


前に天草で鬼瓦ばかりが並ぶ公園に行った時は

9割以上の鬼瓦の目や口の隙間を利用して雀が巣を作ってたのよ。



これも今時の快適な家が増えて雀にとっては

巣を作りにくくなったって事を証明してる気がするよ。



背中に鬼の目線を感じながらクリーク公園を離れて

また気持ちのいい道を選びながら走る。

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沿線に家具屋や家具をつくる工場が増え始めたところで

川沿いに出ました。


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干満差が激しい河口部の港からは

赤いかっこいい鉄橋が見えます。



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銀ガメ号さんの目の前は

九州を代表する河川の筑後川。


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その河口に位置する場所に

筑後川昇開橋があるのだけど久しぶりに来たよ。


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前は堤防の道もバイクで走れた気がするけど

歩いてじゃないと見れなくなってました。

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これは昭和62年に廃線になった旧国鉄佐賀線の

昇降式可動鉄橋で貴重なので保存されて決まった時間で橋を

昇降させてる遊歩道しては現役の橋と言えるのかな。


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そんな美しい鉄橋を眺めながら

今日のランチはココとするっ!



何時ものサンドイッチとコンビニでミニポットに移し替えた

ホット珈琲で休憩。


干潟の上をピョンピョンと飛ぶトビハゼに

癒されたらみやま市方面に走ります。

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ローカルな町並みを抜けて

再び田園風景が広がったところで老松神社・・・


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・・・の、大銀杏。


この大きな銀杏の木が目的でしたが

この小さな神社にも楼門があったよ。

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小犬塚天満宮の楼門よりさらにシンプル。


この楼門を通って参道に出るとその横に

この大きな銀杏の木があるのです。

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地元の人は「お宮さんのいっちょうの木」と呼んで

親しんでる大銀杏は幹周り11.6mで樹高は25mと

堂々とした巨木でした。


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樹齢400年の大先輩に挨拶を済ませたら

そろそろ戻る方向へ。

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みやま市から矢部川を渡る

南筑橋を渡って筑後市。


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橋を渡ったらそのまま

川の土手の道を走ります。


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すると見えてくる小さな神社が

後半の目的地の「溝口竈門神社」

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神社の名前でなんとなく察しがつくと思われますが

その効果で駐車場も広くなって新しいトイレと社務所も建っていました。



銀ガメ号さんを駐車場に停めて参拝に行くと

神社の名前に関係なく参道の脇のクスの木が立派なのよ。

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参道はその楠の根を避けるように

S字になってるのがかっこいい。

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わたしには巨大な鳥の足がこっちに向かって歩いてる一歩に見えます。



ここにも好きな楼門がありますが

中にある像の着物の柄が市松模様でした。



楠の木がある参道は新しい参道で

古い参道側の鳥居。

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大正時代に建てられた鳥居の額の

枠は主人公が背負ってるに似てるとか似てないとか(笑)


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とりあえず暴れる矢部川を鎮めていてくれていたと思う

神様にご挨拶。


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見上げると波のような模様がいっぱい。


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名前は竈門だけどに関わる神社だと想像できますね。


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近くにはで有名な仲山藤があるし

作者が地元って事でこの神社が元になってるのではないかと言われても

信じちゃうな。


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絵馬には願い事などを書くのが普通だけど

この神社の絵馬の9割は絵が描かれてるよ(笑)


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では大楠の間を通って

帰路に着きます。


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昔は林だったらしい矢部川沿いを少し走って

帰りは八女インターから高速に乗るので

再び田園地帯へ入るのだけどその一角にわたしが寄るべき場所がありました。


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川沿いの平野部のよくある遺跡ですが

その遺跡の敷地にコレが・・・


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「響ホイホイ」


八女市の酒井田にあるHマークなんだけど

山奥でもなく救急病院があるわけでもなく

まったく予想してなかった場所にありました。

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夏場に草が伸びたら発見できなかったかも。


ペンキじゃなくてタイルで描かれたHIBIKIマーク。

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しっかり捕獲されたら

高速に乗る前に通過する八女の古い町並み。


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そのままインターに行くのも勿体無いので

ちょっとだけ路地へ。

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銀ガメ号さんってこんな「和」の場所でも

似合ってる気がする。

(バイク乗りあるある→自分のバイクが一番かっこいい)


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八女福島の白壁の町並みとして

国選定重要伝統的建造物群保存地区になってる路地を

バイクに乗ったまま散策。

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グルグル路地を走ってるとインターに通じる道に

出ちゃったのでそのまま高速に乗りました。


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元々行きも帰りも下道の予定だったので

2区間だけ走って大分長崎道の一個目の小郡ICで降ります。



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日中暖かだったので峠の凍結も心配ないだろうと思って

帰りは夜須高原から白木峠を抜けるルート。

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さすがに夕方が近くなって標高も上がったので

夜須高原が一番寒かったよ。


ここで朝と同じモコモコの真冬装備に包まって

あとは坦々と帰り道を走るだけ。

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グローブもインナー手袋をプラスしてるので

カメラにも写りこんじゃう。

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冬枯れした草の囲まれた土手の道を

のんびりと走って給油して帰ってると本日の夕焼け。


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夕陽の周りに雲がないのであまりドラマチックな感じには

ならなかったけど冬としては1日中青空が続く貴重な日だったな。

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途中で一度も給油をせずに遊べる程度の距離だったけど

今日も1日ご乗車いただきありがとうございました。



後日・・・

この時期って高速道路に限らず橋の上など

塩カルがばら撒かれてるので久しぶりの水洗い洗車でございます。

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面倒だけど普段拭きあげるだけのお掃除と違って

ピカピカになって気持ちが良い。




では次回のご乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆

 

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