もうのんびり書きすぎて1ヶ月くらい前の事になっちゃいましたが

どうぞゆっくりお付き合いください。



☆11月5日 AM5:00☆


まだ外は真っ暗な中

ガレージからバイクを出して

国道まで押してからエンジンをかける。



マフラーから蒸気を出しながら暖気をしたら

高速に乗って長崎道を佐賀大和ICまで走る。



インターを降りてから佐賀平野の中に入ると無数に張り巡らされている

クリークから「けあらし」が発生中。

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今日はそんな冷えて無風の時期を狙って行われる

佐賀インターナショナルバルーンフェスタを見るツーリング。



去年はコロナで中止で今年は国内選手のみで競技が開催されるものの

無観客開催となりました。


実は前日にもちっこさんからバルーンの誘いを受けていたのだけど

頑張って起きたて準備してたのに外は雨だったのよ。


しかもけっこう強目な雨が。


レーダーを見ると現地まで行けば晴れてるのはわかってるけど

暗い時間に雨の中を走ることに心が折れてしまって

後日ソロツーリングになっちゃったけどこの日も頑張って早起きして

ここに来ているという次第でございます。


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無観客開催なので当然イベント会場も駐車場も無いし

開催日に駐車させてくれていた地元の企業の駐車場の解放も無いため

会場に近付くには数キロ歩く覚悟が必要です。



会場付近の田んぼ道は全部警備員がいて車両は入れないけど

わたしはバイクの利を生かせる場所を知ってるのでそこへ。

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コンビニでのんびり朝食を食べてから嘉瀬川河川敷に来たけど

間に合いました。



大会のプログラムとかなんにも調べて来てないので

どんな競技があるのかわかんないけどこの時間に着いてれば

何も見れないって事はないでしょう。

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7時前に土手に上がると

河川敷には参加車両が並んでるのでもしかしたら

一斉離陸かもしんない。



たぶん間違いない。


競技開始の合図の前にオフィシャルのバルーンが上がってるし。


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選手たちはこのオフィシャルのバルーンの高度と流れる向きを見て

綿密に作戦を立てるのよ。



7:00ちょうどにホイッスルが鳴ると

一斉に送風機とバーナーの音が。

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これこれ、

大会に参加してるわけでもないのに胸が高鳴る瞬間。


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広い河川敷に敷かれていたバルーンたちが次々と起き上がる。


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立ち上がったところで

先に上がるか待つかで作戦が分かれる瞬間です。


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今年は国内選手のみとはいえ60機がズラリと並ぶのは

壮観な眺めだ。


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土手に座って見てる目の前のエリアのバルーンも

どんどん離陸し始めた。


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バーナーの音しかしないので

風船から手を離したような感じで無音で離陸します。


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離陸するバルーンをずっと見てたけど

気付けば上空はバルーンだらけ。


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見てると同じ高さのバルーンはくっついて流れるけど

高度がすこし違うだけでスーっと違う方向に流れるのが面白い。


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この高度の差で風向きが微妙に変わるのを読みながら

ターゲットに向けて飛ぶのだけど

例年通りみんな白石や福富方面へ流れていきました。

(季節的にその向きの風が吹くのね)

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いってらっしゃーーーい。

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見てるだけなら優雅だけど選手たちはタイトルがかかってるので

下のスタッフとパイロットで通信したり

位置を計算したりとかなり忙しそう。



眺めてる河川敷の前のブロックは全部離陸してしまった中で

離れた場所からも離陸しようとしてるバルーンがありました。

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背後の電車が走ってるけど

無観客開催なのでバルーンさが駅に止まることなく通過していく。




んじゃ、買って来たホット珈琲も飲み終わったし

のんびり追っかけて見ますか。


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予想した通り白石方面へ走るとすぐに追いつけそうだけど

大きな通りを選ぶと渋滞してる。


バルーンを見に来た車じゃなくて

よく考えたら平日なんで通勤ラッシュ時間帯だ。



でもそれはこんな長閑な場所なので

1本農道を選べば楽にバルーンに追いつけました。


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上空にバシュー、バシューと

バーナーの音がする佐賀平野の秋の風物詩。


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2年ぶりだけど

こうして眺めれることに感謝。


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このままコロナが落ち着いてくれて

来年は正式な開催ができるといいな。


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バイクを停めてはまた先まで追いかけるを繰り返す。


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あれ?


例年ならこの辺にマーカーポイントがあるはずなんだけど

みんな福富町の方まで行っちゃいそうだ。

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いや~ん、そんなに遠くまで行っちゃったら

追いかけるのメンドクサーイ。



しかたないのでバルーン見学はここまでとして

田んぼのど真ん中で見送ったら

ツーリングらしいツーリングを開始。


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すこし佐賀市方面に戻って

路地に入ると水郷のような場所に出ました。

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小さな造り酒屋みたいだけど

建物の間には謎の赤煉瓦が。


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なんですか?



酒蔵なので入って見れないことも無さそうだけど

ここはまたこんど寄る事にして先へ。



バイクに跨ってエンジンをかけようとするとすぐ横で

濁声でなく鳥の声が。

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佐賀県の県鳥のカササギ。


パンダカラーが可愛いカラスです。



目的地はこのカササギを見た造り酒屋から数分のところでした。

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「海童神社」


小さな神社だけど

まんぷく恵比寿像がいらっしゃるようなので来て見たけど

それが奇抜な色なのよ。

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鯛が赤いのはいいとして

なんで紫なん?

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阿吽の位置にいらっしゃる大黒様も紫。


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どうも海を表す青らしいけど

わたしはこれを長年「紫」と呼でますけど。



でも小さな神社でめっちゃ目立つ存在だな。

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普通の狛犬の間を通って本殿で参拝。


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初めましてから始まる参拝なので

ちょっと長めのお参りをして顔を上げると・・・


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天井には絵がびっしりと描かれていました。


褪せてて何を書いてるのかイマイチ読み取れないけど

物語になってそうな絵巻物っぽい。



境内には紫の恵比寿様とは別にこんな石造。

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なんでしょう?


下部のモコモコした部分がアレに見えちゃって

もうそれにしか見えんのだけど。



境内の横にも大きな樹があり

奥にも大きなクスがある神社でした。

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巨樹と呼ぶには推定樹齢300年とまだ小さいけど

佐賀県の名木・古木に指定されてるみたいだよ。


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クリークに張り出すように伸びるクスでした。


では参拝もしたし太鼓橋を渡って戻りましょう。

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海童神社からは佐賀平野らしい地平線レベルの

ぺったんこな道を走る。


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真っ直ぐな道を進むと

佐賀空港コスモス園。


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ここが目的地じゃないのだけど

咲いてたので停まってみた。


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すっごく広いところなので

広いコスモス園でもあまり咲いてない錯覚になるけど

十分に目を楽しませていただきました。

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今年は一回もコスモスを目的にドライブもツーリングもしてないけど

行く先々で偶然見れちゃうパターンばかりだ。



このコスモス園からさらに端っこまで走ると

目的の灯台に到着。

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「早津江灯台」



信号灯のようなたたずまいだけど

こんな何にも無いところに車が停まってることにビックリ。



堤防に登ってみると有明海。

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有明海独り占めーーーーって思ったら

すぐ下に釣り人がおった。


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あぁ、車は釣り人のだったのね。


ルアーを投げてるのでシーバス狙いかな?

(シタビラメも釣れそうな場所だけど)←現地用語ではクチゾコとかクツゾコと呼びます

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流石に空港がある場所だけあって

見える景色は先が見えないくらい広大。


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わたしコンタクトレンズをして片眼1.2くらいの視力ですが

一段高い堤防から眺めてて空港の白い建物の横の先が見えないので

これは「地平線」と呼んでもいいのでは?



堤防から下って遠くに見えていた佐賀空港のターミナル。

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福岡市街地にもそれほど遠くないので

意外と穴場の空港らしい。


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空港から出ると車は皆無だけど

一応県を代表する空港なので4車線道路を快走。



するとまたコスモスが綺麗な場所がありました。

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しかも真ん中には

10月のキャラクターが。

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空港からの直線路がゆるやかに曲がる最初の場所に

こんな小さなコスモス畑がありました。


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さっきコスモス見たので

通過するところだったのだけど

このオバケカボチャの正体が知りたくて寄ってみた。



触ってみると丸めた牧草ロールにオレンジの

ネットを被せる。


「お前今日のおれのパンツの色と被ってんな」

と会話したら先へ

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再び地平線レベルな道を走って

今度は福富町方面へ。

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同じくぺったんこな風景が続く場所に

次の目的地がありました。


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あの塔がそれ。



ふくどみマイランドの展望台なんだけど

マンションの外階段部分だけ持ってきたような展望台です。

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エレベーターとかあるはずもなく

自分の足だけで登るけどビル8階相当まで上がると天辺でした。


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見える景色は予想通り「ぺったんこ」


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福富町は福富蓮根の産地なので

周りは低地を利用した蓮根畑がいっぱい。


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佐賀県の魅力はいっぱいあるけど

北海道並みに広い空をみながらツーリングできることを

もっとアピールしたい。


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では、そろそろ朝食が早かったこともあってお腹が空いたので

国道207号線に移動。



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べつに目的のお店があるわけでもなく国道に出ればなにかしら

お店があるだろうって事で選んだけど

予想通りにすぐにお店を発見。


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お邪魔したのは「お食事処 いな穂」


普通のチキンカツ定食を注文するとご飯の量がガッツリ系でした。


他のお客さんがカツカレーの大盛を注文してたけど

デカ盛りハンター並みの量だったよ。


次回来るときはライスは半分にしてもらおう。



で、お腹も満たしたのだけど

この後どうしようかなー。



あまり先まで行くと帰りがすぐ暗くなっちゃうので

久し振りに近くにある日本三大稲荷の祐徳稲荷神社に行ってみることに。

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コロナ前は外国人観光客でウジャウジャだったけど

今こそゆっくり参拝できる時かな。


手水舎も今どきの柄杓が無い様式に変わっていて

その水瓶を塞ぐ蓋の上には可愛い飾りが置かれていました。

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お稲荷様なのでキツネ。



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楼門をくぐると朱色がまぶしい舞台が見えて来る。

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いつもマイナーな場所ばかり選んでツーリングしてるけど

たまにはこんなメジャーなスポットも楽しい。

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例年だと拝殿の前で貸し切りで

ジドリとかできんし(笑)

(パンツが神社の朱色と同化しとる)

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派手な清水寺みたいな木組みが

本当に美しい神社だね。

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ちょっと山に登ると奥の院もあるが

今日は早起きしてすこし寝不足なのでパスして戻ります。



戻りながらお土産屋の通り。

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ちょっと寂しい感じ。


でも週末になると少しづつ観光客も戻って来るかもね。



神社の駐車場に停めている銀ガメ号さんに戻ったら

そろそろ帰路につこうと思うけどどう帰ろう?



武雄の方に戻って高速で帰るか

伊万里の方に北上して無料区間を使う格安ルートか。



まだ早い時間なので

その時間をお金に変えるべく格安ルートで帰る事にして北上。



北上するルート上に嬉野温泉の近くを通過するので

ちょっと寄り道。

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大正ロマンあふれるシーボルトの湯(旧古湯温泉)


大正13年にドイツ人が設計したロマネスク様式の西洋建築で

老朽化して閉鎖された後2010に現在のシーボルトの湯として

再建された建物になります。


その建物の前にはまた味のある嬉野橋。

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リベット打ちがかっこいい昭和2年に架けられた

ワーレントラス橋です。


温泉街に掛かる鉄橋としてはちょっとゴツく見えるのは

当時の旧陸軍の戦車が演習場に移動する時に通過するために造られた

橋だからとも言われています。


因みに製造元は我が町の製鉄所みたい。

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再現された様式の建物と

合わせて大正ロマンが溢れる風景。


川沿いも整備されていて

かっこいい松の木もありました。

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温泉に浸かって後に

この河川敷の遊歩道を散歩するのも気持ち良さそうだね。


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鉄橋の脇に停めていた銀ガメ号さんに戻って

嬉野温泉を出た後は陶器の町を抜けて有田から広域農道へ。


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山の中腹をクネクネと走る気持ちの良い道で

その中腹にある棚田にコスモスが咲いていました。


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規模は小さいけど

なにかホッとする景色だよ。


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ここでインナーを着て

伊万里東府招ICから西九州道の長い無料区間。


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前原で一般道をすこし走るので

そこでスイーツタイムでもと思ってたけど

停まるのが面倒になってそのまま福岡都市高速に乗っちゃう。


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何時ものように糟屋で降りて

峠を越えてまだ明るい時間に帰還できました。

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早い時間に帰ったので寒さに耐えたのは朝だけだったツーリングでしたが

2年ぶりのバルーンが見れて大満足。



ではそろそろ「年内ラストツー」と言う言葉もよぎる

年の終盤を迎えそうですが

また走れる時はご乗車してください。



◆◇◆ Hibiki ◆◇◆



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