12月最初の週末。


銀ガメ号のラストランは終わったので

茜ちゃんはいつ走ろうかな~?って考えてると

週末の予報は晴れみたいなので

国東方面でもウロウロするつもりで準備開始。


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するとこうさんともちっこさんも

バイクで出動するらしくて国東はいつでも行けるため

合流させてもらう事にしたよ。



行き先は南阿蘇方面で

食べる場所は特に無いという事なので

湯沸かしセットを積んで出発。

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国道の先に2つのライトが見えたので

インカムをつないで私が待ってるコンビニに止まるかどうか聞くと

そのまま行くっていうのでフル加速して走りながらの流れ合流。



プランに乗っかってるので

わたしは先導じゃありません(笑)

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マスツーリングは夏の滞迫峡に行ったツーリング以来だ。


日田のコンビニでトイレ休憩と

お昼のおにぎりを購入。


こうさんに今日のプランを聞くと

走りたい道以外は特にないらしいので

わたしの行きたい場所を一か所いれてもらいました。

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なのでそこまではわたしの先導。


日田の街をわたしの脳内マップを使って上手に抜けて

大山ダムの堰堤にご案内。



一人の時は超マイナースポットばかり行ってるわたしですが

アニメ好きなもちっこさんがいる時に行こうと思っていた場所です。

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「進撃の日田」


進撃の巨人の作者の諌山先生がこの日田の出身ってことで

銅像が建てられてるんだよ。

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エレンとミカサとアルミンの像。



人類を守っていた街の巨大な壁が崩れて

中から超大型の巨人が出現した時を再現してるっぽい。


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(アルミンと違和感なく入れ替わるわたし)


「ほんと超でっかい」



実際に三人が見てるダムは

本当にでっかいのよ。


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物語の壁ってこれくらいなのかな?



私たちもちょうど3人いるので

ウォール・マリアにいるつもりで・・・

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「なんでわたしがミカサじゃなくてアルミンやねん?」(も)←ミカサファン

「背の高さに合わせてんだよ」(ひ)



と、こんな楽しい進撃ごっこをしてるのだけど

実際のダムの大きさにも圧倒されるよ。

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巨大建築物って最高!



個人的にはダムのちょっと下流にある

ぶっとい導水管に萌えますけど・・・

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ずっと眺めていられる気がする(笑)


では、ここからは再びこうさんに先導してもらいます。

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ファームロードは使わず

そのままR212で小国を抜けて阿蘇へ。


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ミルクロードを横切って外輪山を下るよ。


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バイクで阿蘇を走れる最後の晴れの日になるかもしれないためか

バイクが多い日でした。


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でも私たちはバイクすら見かけなくなるような

道にどんどん入って行くよ。


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ドーーンと阿蘇の懐へ入っちゃう。


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向かうのはあのギザギザの根子岳。

(登山じゃありません)

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今日の目的その1は阿蘇の根子岳と高岳の間を突き切って

抜ける日の尾林道を走る事。



過去に何度か通ってますが

まだ阿蘇が噴煙を上げてる時にKSRで走って

火山灰で真っ白けになった時以来でございます。

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今は噴火レベル2なので火口には近付けないけど

穏やかな阿蘇でございます。



ちなみに背後の高い山がちょっと前に登った

高岳だよ。


あれに登ったんだね・・・

馬鹿だね~~(笑)



ここでランチするかもと思って

眺めの良い場所へ入って来たんだけど

もちっこさんはまだ先で良いって事なので先へ進みます。


基本的にいつものメンバーと一緒の時は

「もちっこファースト」で物事が進みます(笑)

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いろんなお土産をバイクにくっつけながら

峠に向かいます。


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楽しい~~~~!



大きなバイクじゃ走りたくない道でも

ちびっこなら楽しみに変わります。

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景色がいいところですぐに停まれちゃう。



落ち葉や枝が落ちてても

な~んの問題もございません。

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たまに前を走るもちっこさんが

湾曲した枝をリアタイヤではじいて

私に向かって飛ばしてきたりするけどそれも林道走りのご愛敬。

(狙ってるのか?)


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峠を越えて南阿蘇側へ下ると

冬枯れした山肌が素晴らしいじゃありませんか。


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とってもヨキーー!な景色。



街中はまだ紅葉がチラホラ残ってる中で

ここだけ季節は真冬。



何気に絶景なのでわたしももちっこさんもいちいち

途中で停まりながら下ってると先導のこうさんはとっくに見えなく

なっちゃったよ。



もちっこさんとインカムをつないで

もしかしたら先にある牧場のゲートを開けて待っててくれてるかも

しれないから急ごうと言いながら

そのゲートに着くと・・・

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閉められとった(笑)


こうさんのたまに発動するお茶目スイッチ。




セルフで開け閉めするゲートなので

しっかりゲートを閉めてわたしの一押しの根子岳ビュースポットへ。

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まだ12月なのに枯れっ枯れの草と

枯れっ枯れの木々が美しい。



ちなみにこの山はあのギザギザの根子岳でございます。


横から見ると形が全然違うから面白いよね。

(もちっこさんには手をパーにして親指から見てると説明しました)

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ちょっと下ったところも草原越しに根子岳が見える

場所があるのでストップ。


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しかも背後には

登山の下りで足が死んだ高岳がドーーーン!


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観光客なんて誰一人として来ないところだけど

阿蘇の雄大さを静かに噛みしめることができます。


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あ、そうだ、

ヘルメットも脱いだしランチはここで食べない?


「さんせ~い!」って事で

今日のランチはココとするっ!

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うま~~!



2個目のおにぎりを頬張りながら

片手で湯沸かし開始。

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美味しい空気と絶景を眺めながらの

珈琲は至福の時間だよ。


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ご馳走様。



カロリーも摂取して暖かくなったので

インナー類を脱いで次のスポットに移動。

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どうしてこの道を綺麗にしなくちゃいけないのか

不思議でしょうがないけど絶景ロードなので大歓迎。


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林道の道がいきなりこんな風になるんだよ。


しかもちょっと走っただけなのに見える根子岳の

形ががらりと変わります。

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変わるというか

みんなが知ってる形に戻るだけですが。

(手をパーにして手のひらから見てる角度って事ね)


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こんな胸のすくような風景の中を走れる

ことに感謝。


「いいね~」
「最高ーーー!」

とか言いながらどんどんバイクから離れていく3人。



無意味に遠ざかったしまったバイクに戻って先へ。

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走りながらバックミラー越しに見る根子岳

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バイク乗りでよかった。



3台はやがて高森の町へ入って行きますが

街に入る手前から「らくだ山」へ。

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地鶏の炭火焼で有名なお店から

さらに林道を上がると仏舎利塔が建っていて

ここが本日2ヶ所目の目的地でございます。



仏舎利塔のある行き止まりのスペースにバイクを停めて

歩くためジャケットも脱いで登ります。

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登るといっても登山じゃなくて

上に見えてる岩な。



しかし屏風のように見えていた岩なんだけど

近付くと・・・

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薄っ!(笑)


凝灰角レキ岩で岩盤の割れ目に溶岩が流れて

周りは浸食されて岩だけ残ったのだと思います。

(説明版があったけど色褪せてて読みにくいので読んでない)



せっかくなのでちょっと斜めに傾いてる

屏風岩に登ってみました。

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登るといってもここが限界ですけど(笑)



しかし何度も来てる阿蘇だけど

ちょっと初めての場所からだと

眺めも違って新鮮。


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九州に阿蘇があってくれてありがとう。



んじゃ、あまりマスツーリングをしてなかったので

つい忘れがちになってた集合を撮りましょう。

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ソーシャルな距離で・・・



撮り終わると「うちも登りたいねん」と

もちっこさんも岩に登るけど・・・


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えっ?

そんなに怖い?



たしかに岩の建つと山の高さも加わるので

高い場所にいるって感じになるけど

わたしが登山で高い場所に慣れちゃったのか?



岩に登った時の岩の横に道があるのが見えたので

先へ行って見る事にします。

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なんか登山してる気分(笑)



岩をグルっと周ると岩と同じ高さに上がれる場所を発見。

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左右どっちも絶壁の数十センチしかない無明橋状態の

細い道で先端へ。




ヒァーーー!

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高森の町がぜーーんぶ見える。



狭い岩の先端で景色に見とれてると

殺気が・・・

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写真じゃ写ってないけど

10cm先は絶壁だから~~!



岩から下るとらくだ山の方にも道がある。

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見えてる岩山が名前の由来の岩山で

らくだのコブの形に見えるでしょ?



もう下ろうって話してたけど

好奇心に火が点いたのか

もちっこさんが下らずにガンガン先へ行くよ。

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「進撃のもちっこ」


そんなに登山したいのなら

わたしの登山の下僕として採用してやろう。


コブの下まで行って気が済んだのか

戻って来たのでゆっくりらくだ山を下って

給油のため高森の街の中へ移動します。



すると1軒目の星ZOUさんが一銭も持たないまま

ガソリン満タンと言ってわたしからお金を巻き上げたスタンドは改装中。


2軒目は日曜日が定休日 (田舎あるある)


これはまずいと思ってグーグル先生に営業中のGSを

検索してもらうと旧道の狭い道の中に一軒開いてるGSがありました。


危なっ!



無事に家に帰るまでのガソリンを給油したら

高森殿の杉のある林道で波野方面へ抜けて帰るルートへ。


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高森殿の杉を通り過ぎた先で

やっぱり久しぶりに大杉も見て帰ろうって事で引き返して

高森殿の杉の駐車スペースにバイクを停めます。


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駐車場の横では美味しい赤牛さんが

草を食んでいます。



バイクを停めてから100mほど歩くと

「高森殿の杉」

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まだあまり人に知られてない頃はよく

寄っていた杉ですが柵が設置されてからはほんと久しぶりの訪問だよ


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こころなしか少し太くなってる?

(お前もな)



でも有名になっちゃうだけあって

グネグネの幹が迫力ある巨木だよ。

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以前のように神が宿ってそうな雰囲気は薄れてしまってるものの

巨木パワーはビンビンと感じる。


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帰りのパワーを大杉から分けてもらったら

林道の続き。


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抜けれるのは知ってたけど

近道でも途中に何があるわけでも無いため

通るのは初めて。


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ここも阿蘇の外輪山の一部だけど

始めてみる風景なので新鮮でワクワク。


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ススキの原を見ながら峠を越えると

越えた先にも一面ススキの草原が広がっていました。


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このススキの草原の先からは

林道らしい森の中を抜ける道が続きます。




しばらくわたしが先導してたけど

分岐が多くなったのでチェンジ。

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ナビもセットしてないしルートの予習もしてないので

こうさんがセットしたナビ頼りだよ。



するとまた複雑な分岐に当たって

こうさんもナビを縮図にしたり広域に表示させたりと

行く方向を定めるのに苦労してます。


わたしは跨ったまま待つだけなのだけど

ふっと周りを見渡すとでっかい銀杏の樹を発見!

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あぁ、この大銀杏はここにあったんだね。



行きたいリストに入ってるけど

まさか今日前を通るって思わなかったよ。


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「高尾野阿弥陀堂の大公孫樹」


すっかり落葉してしまってるけど

幾重に分かれてる枝がよく見えて葉がある時よりも

生命感を感じます。


この大イチョウから細い道をすこし走ると

いつも高千穂方面へ行くときに利用してる広域農道に出ました。

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その途中にある阿蘇望橋。

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バイクにリターンしてツーリングをするようになったころは

珍しかったのでいつも寄っていた橋だけど

初心にかえったつもりで停まってみたよ。


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これを見て「あの映画に似てる」と思ったご年配の方の

想像を裏切ることなく

「マディソン郡の橋」に似てるって事で有名な橋でございます。


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橋を守るための屋根だけどこれを守る屋根を作ってほしいと思うほど

美しい木造屋根の橋だよ。



阿蘇望橋から産山牧場まで走って

トイレ休憩。

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夕陽が射す駐車場にバイクを停めると

スピーカーから蛍の光が流れてる。



でもまだギリギリ閉園前なのでトイレを借りようとすると

トイレだけ先行して閉まっとるではないか(汗)



まぁ、行きたいのはわたしじゃなくて

こうさんともちっこさんなんだけどね。



仕方ないので三愛レストハウスまで我慢するって事で

先へ進みますがまた夕景が綺麗な場所を通るんだよ。

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大草原の先に阿蘇五岳が赤く染まる。


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あ~、ここでこんな景色を見ちゃうと

真っ暗確定だ(笑)

(それを承知でのんびり遊んでます)


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阿蘇五岳も赤ければ久住連山も赤い。



先導のこうさんが停まってくれるので

夕陽の写真とかを撮れてるのだけど

トレイは大丈夫なんだろうかとそっちの心配ばかりしてしまうよ。


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k11から瀬の本高原に入って

三愛レストハウスへ入りますが昼間あんなに多かったバイクは

1台もいません(笑)



バイクがウジャウジャ集まる三愛レストハウスも

わたしたち3台だけ。


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無事にトイレを済ませて

朝と同じ防寒仕様で走るけど寒~~~い!



R387からファームロードへ迂回するところから

こうさんが夜道が苦手になったらしいので

わたしが先導をして日田のコンビニ。

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朝と同じ場所。

(バイクの向きは反対だけど)



身体が芯から冷えたので

ここで糖分とホットドリンクで暖を取ります。



もうこの時間に走るのはこれがラストだな~って

しみじみと思うくらい寒いのよ。



つかの間の暖を取った後は

いつもの峠を越えて大任の道の駅に寄りま~す。

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今年のイルミネーションの題材は

予想通りアマビエ様だったよ。

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去年より綺麗になって

すごく見応えがあるのだけど

露店も出てて密じゃ~!


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って事でメインのアマビエ様をササっと撮ったら

駐車場でとりあえずの解散の御挨拶をして

いつものバイパスで道なりに離脱。




「お疲れ様~」


帰りは寒かったけど

自分だけじゃ行かない場所や選ばない場所へ行けてめっちゃ楽しかったよ。



普段ならツーリングから帰ったら綺麗に洗ったり

拭いたりしてガレージに入れるのだけど

1秒でも早く暖かいお風呂に入りたいので

今日のツーリングはこれでおしまい。


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もしかしたらこれが年内のラストツーリングになるかもしれませんが

本年もご乗車いただきありがとうございました。


◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆