響は今日も道の上Zになって1発目の
ツーリングですがもう出発しま~~す。
秋晴れの空を見るともう我慢でき~ん!
と、言うことで九州道を南下して
熊本の長洲港を目指しています。
南関ICで高速を降りて
長洲港に到着。
今日はここから船で島原半島に渡って
綺麗な風景を見て九州をいっぱい愛そうと思っています。
長洲港から島原の雲仙普賢岳が見えるけど
すっぽり覆う雲が山の形のまんまなので雪山っぽくてかっこいい。
渡船感覚で乗るフェリーなので時間も調べずに来たけど
15分ほど待つとフェリーがやって来ました。

まだ時間が早い便だったため
船内はガラガラだったのだけど外が気持ちいいので
屋上で小さな船旅を楽しみます。
出船して港内で向きを替えてる時に
長洲港を見るとバイクが15台ほどの軍団が並んでて
混みはじめてるようだけど
この便のバイクは銀ガメ号さんただ1台。
ポールポジションを独占。
接岸したら当然わたしが1番で島原に上陸し
国道を避けて広域農道側へ入りま~す。
ナビを使わず適当な道を選んでると
大きなクスの樹を見付けたよ。

民家の敷地だけど門まで階段を登ると
説明版もあるので読んでみると「松崎の大楠」とう
町指定の天然記念物になってる樟らしい。
幹周りは13mで樹高は30.5mもある
巨木でした。
わたしのリストに入ってなかったのは
民家にあるためあまりネット等で公表されてなかったからかも。
大きな樟を見たら予定通り広域農道の雲仙グリーンロードに入って
そのままがまだずロードを走って島原ICを降ります。
平地の少ない火山の半島なので
坂を下ってると海が見えるのが島原の良いところ。
下った道を直進し続けると海岸線と合流してちょっと先から
漁港への路地を入って行くと本日最初の目的地に到着。

「島原灯台」
階段も何もない高い堤防を
助走を付けてよじ登ると赤と白の可愛い灯台の全貌がみれました。

見ての通りちょっと珍しい鉄骨灯台なんです。
干満差が日本一の有明海に石を積んで建てられた灯台で
干潮時だったら渡れたかもしれませんが写真映えするのはちょうど今な感じ。
渡れないのでプレートが読めないけど
初点燈は明治10年らしいよ。
(改修はされてると思うけど)

高さ19mのさっきみた大楠より低い可愛い灯台だけど
やっと会えてうれしい。

何度となく島原には来てるけど
いつもスルーしちゃってたのよね。
灯台のある漁港からは眉山がよく見えます。

雲仙普賢岳の噴火の時に
火砕流から下流の街を守ってくれた山です。
(それ以前は大崩落して大津波を起こした山でもありますが)
見えている眉山の左斜面方向を目指すと
再び雲仙グリーンロード。
ここから半島の南半分は
交通量も無く長閑な風景の連続で超快適なツーリングになります。

遠くに天草を望むスイートコーンの畑。
大きなRのカーブとアップダウンを繰り返す
めっちゃ楽しい道は南端付近で道幅が狭くなるのだけど
そこがわたしの来たかった場所。

タイトル通りに棚田見学するよ~。

まずは谷水の棚田に来てみたのだけど
惜しい!
前に佐賀に棚田を見に行った時に全部刈られてしまってたけど
ここは半分だけ残ってる。

道から上の棚田はまだ稲穂が垂れてるみたいだけど
下は半分終わってたよ。
でも温暖な場所なので彼岸花は丁度今が
見頃を迎えてて綺麗です。
名前の付いた棚田はこんな感じだったけど
実はこの周辺も名前は無くても綺麗な棚田はいっぱいあるとです。

すこし高台になってる場所に銀ガメ号さんを
停めると金色の棚田が広がっています。

「青い海と金色の棚田」

やっとイメージしてた風景がみれて嬉しい。
棚田を眺めてると
周りはギィーーーーチョン、ギーーーチョンと秋の虫の大合唱。
ではそろそろお昼なので
国道のある海岸線まで下りますがあまり外食できるお店が無い上に
開いてるお店には駐車場にいっぱい車が停まってるため
今日もコンビニで買って景色の良い場所で食べようと思います。
何処で食べるとか決めて無かったけど
どうせなら島原半島の最南端で食べようじゃないか。
う~ん、この風景・・・
たまらん!
岬の道を下ると行き止まりに
瀬詰崎灯台があります。

エンジンを停めると潮流の流れる音と
漁船の低いエンジン音だけ聞こえる。

道が狭いので
バイクじゃないとなかなか見れない風景だよ。

対岸は天草の下島で
島原との海峡の安全を守る灯台です。
この灯台の背後の丘に昔の台場跡があって
その跡地の平地になった場所に東屋 ↓
今日はココをランチ地とするっ!
やっぱりステキな風景を眺めながらの
ランチは最強。
サンドウィッチに・・・
おにぎり。
潮風でより旨味が増した感じがします。
それと後でじゃなく今食べたい気分だった
デザート。
まったく秋っぽさを微塵も感じない風景で
マロンクリームの詰まったパイコロネ。
御馳走様。

綺麗にゴミを回収してパイの粉だけ
蟻の行列の中に撒いてあげてツーリング再開。
半島の南端を折り返したので
ここからは西岸を走ります。
小浜温泉まで大きな街は無いので
シーサイドランが一番楽しめるエリア。
バイク乗りで良かった。
しばらくこんな海を眺めながら走った先から
山に上がると「南串山棚田展望台」があります。
桜が咲いてる時に来ても良さそうなところだね。
桜並木の先に見える展望台からは・・・

ヒァーーーー!
美しすぎてクラクラしちゃいます。

水田じゃなくて多種多様な栽培をしてるため
アートのような棚田になってるんです。
こんな風景を見ちゃうと上がるよね・・・

身体が。
手前にはもう種が撒かれてる後なのか前なのか
解らないけどジャガイモ畑。

広大な赤土の農地の先には青い橘湾。
こんな絶景の中を走れる喜びをかみしめるひと時でした。

展望所から下りながら何気なく
橋の上から見える棚田も複雑でどことなく異国を感じる風景。

新たなブログになってもやっぱりわたしは
変わらず「九州Love」
棚田の道を山に向かうと雲仙温泉まで上がれるのだけど
海岸に一か所寄りたい場所があるので再び下ります。
R251に出て脇道に入ると見えて来るのが
「金浜眼鏡橋」

川がそのまま海にそそぐので
満潮時はフグとか泳いでそうな川です。
その川に架かる石橋。

橋の下で野菜を洗ってたりしてて
日本昔話的な光景ですが
わたしが見たいのはこの石橋じゃないんです。
眼鏡橋の右側に大きく枝を張った樹が見えると思うけど
その樹を見に来たのよ。

「金浜のアコウ」(仮名)
民家の敷地らしい場所にあるため
勝手に私が名付けましたが立派なアコウなんだよ。

気根も幹の上の方まで出てて
アコウらしく樹の妖怪オーラが出ています。

敷地に入れないので眼鏡橋から眺めて
島原半島の中心である雲仙へ。
標高を上げていくとインナーを着たくなるほど涼しくなりますが
噴気の上がる雲仙温泉から鴛鴦ノ池の方へ曲がって
ダムの真下のカーブで銀ガメ号を停めましょう。
ちょうどバイクはここに停めなさいって感じのスペースもあるし。
写真じゃわかんないと思うけど
バイクのエンジンを切るとザーザーと水の音がしてて
何があるのかと申しますと・・・・
丸い奴。

久し振りに登場する円筒分水ですよ。
しかも結構な大型の分水工でございます。

上の鴛鴦ノ池を水源とする円筒分水ですが
赤く色が付いてるのは雲仙温泉の成分が
蓄積されてるからだと思います。

地図を見ると小浜町と千々石町の町境に位置するため
もしかしたらその町と町で等分するための分水工かもしれない。
水争いをせずに丸く収める丸い奴を見たら
雲仙から下って帰る方角へ走ります。
まだ陽も高いのでしばらく高速に乗らず
諫早干拓道路で佐賀県へ。
ひたすら長い直線を走って太良町に入ったら
ナビを起動。
ここかな?

漁港の前を通って
人工海水浴場って書かれてる方へすすむとナビの案内が
この岩の前で終わったのよ。
あ、岩で見えなかったけどあるじゃない!
「亀瀬灯標」
棚田ツーリングってタイトルだけど
本日3個目の灯台だったよ。

小さな岩礁の上に建てられた
これまた背の低い灯標で見た目はとっても可愛い。
近付けないので調べて見ると
初点燈は昭和33年でわたしより先輩でした。
で、この亀瀬灯標が見たかっただけなのですが
この灯標を見るため停まった場所にこんな岩がありました。

重ネ石って言うらしく
たしかに人の力じゃ無理な岩が海岸から重なってたよ。
来てみないと知らない場所ってまだまだたくさんあるね。
では帰りは武雄付近から高速に乗ろうと思うので
その方角へ向かって走ります。
風景も海の風景jから佐賀らしい
平野の風景に変わると河童!
今日も「1日1カッパ」をありがとう。
しかもここは河童伝説発祥の地らしいよ。
河童の像がいっぱいあった潮見神社の近くなんだけど
こっちが発祥の地でしたか。
敷地内には河童がいっぱい!
あ、これはモザイクが要るか?
いや、魚だったわ。
紛らわしい持ち方すなっ!(笑)
たくさんの河童に囲まれて
至福の時間を味わったら最後にkamoさんのSNSで教えてもらった
情報の場所に寄って帰ります。
帰りに乗る予定だった武雄北方ICを少し通り越したところから
細い道に入って到着。
(ナビが裏側を案内したので細い道でした)

「福母八幡宮」
紫陽花の時もやってたらしいけど
また花手水を作ってくれてたよ。
女子に交じって一生懸命可愛く撮ってみました。

数人の若い女性が来て花手水を囲んで写真を撮っていますが
おじさんも女子力を最大に出して頑張ります。

と、いうか誰が女子力高いとか関係なく
これを設置した人のセンスが素晴らしいって事だよね。

花束でみる花ももちろんいいのだけど
こうするとすべての花が正面を向くので
影になる花も無いためいい飾り方だと思います。
花手水でお清めしたら
本殿にも参拝。
境内には大きな樟もあったので
それにも挨拶。

ここで帰りの安全祈願と悪疫退散をお願いして
武雄北方ICまで戻るのが面倒だったので1つ先の
多久ICから長崎自動車道に入りました。
今までのマスツーリングだとこのまま最寄のインターまで高速を走るのだけど
時間も自由なので高速代を節約すべくケチケチルートで
鳥栖ICで降りてR200の冷水峠越えで帰宅。
(距離的には大回りする高速より近いのです)

走行距離は457.4kmだけど
フェリーに乗ったので移動距離は471.4kmでした。
では乗り換え早々にご乗車いただきありがとうございました。
またのお越しをお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
ご利用いただいた乗車券はこちらの3つへ ↓



にほんブログ村